今日のブログは2日間がかりで取材をしたもので
長い内容になっていますが
どうぞお付き合い下さいね~。
「こんにちわ~」と、私が訪ねたのは
「北海道大凧まつり実行委員会」の会長さんで、、
現在もなお毎日、元気に凧を描き続けている
様似町栄町の「南 清」さんのお宅。
奥さんが出迎えてくれて、玄関に入った途端・・・「も~うビックリ!」
吹き抜けになっている玄関の上を見たらなんと沢山の凧、凧、凧。

まるでここは「凧の美術館?」
この凧に驚きながら奥さんの部屋へと招かれました。
奥さんの部屋も趣味である「吊るし飾り」や「レース編み」が
いっぱい!


「茶道」や「お琴」も師範の腕前の奥さんの作品に感動しながら
今度は2階へ続く階段を上がっていくと
ここの壁にも沢山の凧、凧、凧・・・「圧巻!」の一言

ここから更に私を案内してくれたのが御主人の部屋。
丁度、凧を描いていた時だったのですが

その手を休め



「私とお父さんに」と、押し入れいっぱいの凧の中から

おふたりが選んでくれたのは6枚の凧でした。

頂いてきたこれらの凧は駅前民宿にお越しになったお客さまにも是非、
観てもらいたくて早速、食堂に飾りました。

今までとはガラリと雰囲気が変わり「これもなかなか良い~
」


一番大きな凧は御主人が大好きだった凧。
その凧には良い位置を確保、飾り方も私なりのこだわりで
「如何なもんでしょうか?」
「駅前民宿にお越しになったお客様は絶対にこの凧を観て下さいね~」
駅前民宿の廊下に飾ってある「アポイちゃんとカンラン君」の凧も


先日、丁度良い案配に知り合いの方から
元STVデレクター「中尾 則幸」さんが書いた
「感動! 北海道の祭り大事典 祭」の本を

頂きました。
その中の184ページに凧作りの「南 清」さんのことが
載っていましたのでこの本の紹介も。

「これ、旦那さんにやってくれや~」と御主人がくれた絵は
美人画の凧でした。
自分に貰ったんだからとお父さんはちゃっかりと、寝室に。
それも自分のベッドの位置から真っ直ぐに見える様に
東側の壁に飾りました




「お父さん?きっとこの美人画の凧に癒されたいのかな?(●^o^●)
様似町には
エッセイストの「近藤 健」さん
漫画家の「平川正二郎」さんの他に
お父さんは凧の絵を描き、
お母さんは趣味の域を超えた素晴らしい「レース編み」や「吊るし飾り」
「茶道」に、「お琴」と多種多芸の持ち主、
そして息子さんは
様似町の綺麗な景色を写し、更にご自分のお子さんの
優しくて可愛い仕草の絵を描く方。
芸術家揃いの御家族がいることを知ってほしかったのですよ~。
(こちらから息子さんのブログがみられます)

様似町では秋に「さまに秋の味覚祭」と一緒に
「大凧祭」」が開催されます。
「南 清」さんの作った立派な凧が揚がりま~す。
沢山の皆さんのお越しをお待ちしています。
追伸
浮世絵の美人画は版画です。
それを転写して下絵に描いて
色をつけ、後ろに竹と糸をつけて完成・・・となるのですが
1枚を仕上げるのにはなんと時間に換算したら
25時間も係るのだそうです。
眉毛のないのが古い時代の物で近年になってからは
ちゃ~んと眉毛がある顔にになったんだと。


2日目の取材のお土産に・・・と、
今度は左の「眉毛のない美人画」を。
これは自宅の玄関から見える壁に飾りました。

駅前民宿にお泊りのお客様でこの壮大な凧を観たい方は
事前に申し出てくださいね~。
「大歓迎だそうですよ









長~いブログを読んで下さって
「皆さ~ん!お疲れ様~」
(ふぅ~、私も疲れた~)