駅前民宿での生活が始まったよ~。
昨夜、駅前民宿に到着するなりたった一人だけ布団を頭からスッポリと
被り「ふ~ぅ、ふ~ぅ」言いながら寝ちゃった子がいて
「どうみてもなにかが変?」と。
夕食の支度をしていても気になって仕方がなかった。
寝ちゃった子が・・・と言っても私から見ると息子と同じ年代はなぜか
みんな子供の様に思えてね~。
この年代は何か他の年代とは感情が違う。
ついつい「女将」ではなく「母親」になりきってしまうんだよね~。
その寝ちゃった人は30代前半の「K田」さんだと分かった。
(何それ?女将さん?と、思うでしょうが駅前民宿に入った夜に
名前を聞いてこっそりと覚える。
ちょっと、いれずみ?みたいだけど水仕事をしても消えないのが
ここの位置。
覚えきるまではそんなに時間はかからずにバッチリ、これが私のやり方)
夕食の支度の合間を抜けてチョコチョコとNO15の大部屋に通い
「K田さん?どう?熱を計って見るかい?寒気がするかい?水分とってる?
御飯は食べれるかい?」な~んてマメに世話をしてまた台所に戻る。
そんなこんなを何度か繰り返してあげていたら少しは着いた時よりも
良くなったように見えてとりあえず、一安心。
「夕食を食べない」と言ったK田さんに栄養ドリンクと、バナナと、水分を
置いて計温して夕べは寝た。
朝になって部屋を覗いて見たら
「大分良くなりました」とK田さん。
熱が下がって「やれやれ~、良かった~」
これだけでも安心してたのに朝食を食べて
「御馳走様~!」と言って帰るみんなの中に「K田」さんの顔も見えて
「母さん、嬉しかったよ~」
ちゃ~んと食べたんだから「シッカリと仕事をしておいでね~」
雪が解けてビチャビチャになった駐車場の水溜りに気をつけながら
みんなの洗濯物を干し終り
今日の一日が始まりました。
みんなで煙草を吸う場所が手狭に見えたので急遽、
「よいしょ!よいしょ!」ともうひと遊んでいた?ソファーを運び入れました。
駅前民宿の私達のせめてもの思いやり「分かってもらえればいいな~?」
今「みのやと佳子のときめきワイド」を聴きながら今夜のメニューを
考えました。
「K田さん?元気で働けてたかな? 帰って来るまで心配だわ(*_*)」