忙しく動いているうちに「どうなったのか?」と思って行って見たら。
これは解体が始まってから一番最初に行った時の
「様似中学校」の現場です。
この時はまだ門から中学校の職員室までの真っ直ぐな道の桜は
まだ咲いていなかったけど
それからまた日にちを置いて現場に行ったら
もう桜は咲いていました。
様似中学校のこの長い長い一直線の道。
春夏秋冬、葉っぱの彩が変わるこの木の下を友達と腹を抱えて笑い、
歩いたもの。
この道は中学生活3年間のいっぱい詰まったアルバムに等しい。
そんなことを思いながら写真を撮った。
校舎は一番奥の校舎を残して職員室も生徒玄関も大きな体育館も
みんな壊されていました。
そして今日、暫く振りでその現場に行って見たら
一番奥の一棟だけが残されてどこもここも完全に壊されて瓦礫だけに
なってました。
今日はもう長い道の桜は散っていて葉桜になっていて
桜の花に代わり黄金色の夕日で眩しかった。
あんなに大きな校舎だったのに7月末の工期までには
スッカリこの瓦礫もなくなり今度は新しい
「様似町特別養護老人ホーム・ソビラ荘」の新築工事が始まって景色が変わっていくことになる。
変わっていくと言えば今はどこの町でも
「空き家が増えてどうしたらいいのか?」と問題になってますよね?
様似町でも空き家が目立ち町の活性化にもブレーキが掛かっているみたいで悩みの種。
駅前民宿の隣にも昔の大きな割烹が無残な姿で残っています。
「旦那さん? なんとかすればいいっしょ?」って
泊まっているお客さんの中にこう言う方が居ますが
この建物は一切、駅前民宿とは関係ありませんのでご承知置きを。
えりも岬ブームで賑わった時代
「JR日高線」に乗って帰って行った人達の腹を満たしてくれた
お店でもありました。
駅前民宿の真向かいにある大きなこの食堂も今は空き家。
だから駅前通りの為にも今日もネオンをつけて(午後8時まで)
「明るく~明るく~していま~~す」
今夜のお父さんは「国土交通省」から来た観光客の受け入れ数を
まとめてま~~す。
「なんかいつもより難しそうな顔をしてるね~、お父さ~ん」