元気をもらった「祝婚歌」

                  祝婚歌  吉野 弘
          二人が睦まじくいるためには
          愚かでいるほうがいい
          立派すぎないほうがいい
          立派すぎることは
          長持ちしないことだと
          気付いているほうがいい
          完璧をめざさないほうがいい
          完璧なんて不自然なことだと
          うそぶいているほうがいい
          二人のうちどちらかが
          ふざけているほうがいい
          ずっこけているほうがいい
          互いに非難することがあっても
          非難できる資格が自分にあったかどうか
          あとで疑わしくなるほうがいい
          正しいことを言うときは
          少しひかえめにするほうがいい
          正しいことを言うときは
          相手を傷つけやすいものだと
          気付いているほうがいい
         立派でありたいとか
 
     
     正しくありたいとかいう
     無理な緊張には色目を使わず
     ゆったりゆたかに
     光を浴びている方がいい
     
     健康で風に吹かれながら
     生きていることのなつかしさに
     ふと胸が熱くなる
     そんな日があってもいい
     そしてなぜ胸が熱くなるのか
     黙っていてもふたりには
     わかるのであってほしい
毎日、腕のギプスばかりが気になってな~~んもやる気が起きないで
いる私。
それに控え、「いいから~いいから~お母さんは濡れてギプスがおかしくなったら困るから、な~~んもやらんでいいからな!」って
女の私がやる仕事を愚痴ひとつ言わずにテキパキ、テキパキ黙々と
やってくれるお父さん。
こうした男と女が逆転したような毎日を送っていたところ
テレビで(上に書いた)こんな詩を目にしました。

読んでみると簡単なようで難しい?
出来るようでできない?
急いで写真を撮りました。
あまりにも素晴らしい内容の詩。
向かい合って朝ご飯を
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食べていた私達は一瞬、お互いに口を動かすことを忘れて無言に。
詩人「吉野 弘」さんの「祝婚歌」の詩でした。
       
                     お父さんが言った言葉
          
                           
   愚かでいることがいい・・・何時も馬鹿を言っているからいい
   立派過ぎないほうがいい・・・立派でないからいい
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(省略)
   健康で風に吹かれながら・・・健康体操をしているからいい
   生きていることのなつかしさに・・・勿論100歳まで生きるぞ~。

今日も拭き掃除をやってくれたお父さん。
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「いいか?お母さん、ちゃんと俺がお母さんを介護?しているってことを
写しておけよ~~」
「はいはい!それじゃ~シャッターボタンを押すよ~」

        二人のうちどちらかがふざけている方がいい
        ずっこけているほうがいい
                    
        じゃぁ~今度からは私の方が
        ふざけて、ずっこけようと決~めた!

感動したこの詩をコピーして
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二人が睦まじくないときにはこれを見て
気持ちを入れ替え、仲良くやっていこうと思いま~~す。

この詩のお陰で今日は気持ちはポカポカ~~だったけど
外はブルブル~~。
とっても寒い一日でした"(-""-)




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