休みになっても帰らない乗務員さんが居る日はみんなの輪ができる。

ひと月様似へ赴任している乗務員さん達は

休みになると小樽、手稲、琴似、長沼、厚別などの

家族の元へ帰り

また次の日には様似へ戻ってきます。

戻ってくるとニコニコしながら私に

子供達の事を話してくれる。

「母さん！　歩けなかった息子がひと月様似で

列車代行をやって帰って行ったら

ヨチヨチ歩けててビックリしたさぁ～」って。

こう満一歳の誕生日を迎えた子供の話を

してくれたのは琴似営業所の〇〇さん。

「今はどうしてるかな？元気かな？　

雪道の運転、気を付けて下さいね」

他の乗務員さんも・・・。

「ＬＩＮＥしたら風邪をひいていま熱があるんだって～」

「折り紙が大好きでね、母さんへの手紙の封筒も

子供が折って作ってくれたんだわ～」って

話してくれた同じ営業所の〇〇さんには

「今度帰る時には

『サンタクロースの絵本』と『折り紙の絵本』を

様似のおばあちゃんからだってもって行ってよ～」と

もうパパに渡し済み。

これからも乗務員さん達から子供たちの話を

聞かせてもらうお返しに

「今度帰る時には何を持たせようかな？子供達に」

目下思案中。

乗務員さん達の子供達ともこうして仲良くなり

輪が大きくなっていますが、

乗務員さん同士も日が経つにつれて

大きな輪が出来ています。

駅前民宿で初めて会った乗務員さんともみんな

和気あいあい上手くやれていくのを見ていると

ホッとします。

今夜休みの○○さんと○○さんもロビーで

仲良くお喋りしてたり、「三石温泉・蔵三」の湯に

行ってたりしてましたよ～。

こうして帰らずに輪を大きくしていくのも

「いいかもね～」

昨日は雲の合間からオレンジ色した夕陽がソビラ岩に

綺麗に見れたし

今日はまたガラリと変わって

空を真っ赤に染めて夕日が沈んでいく景色が

見えました。

「温泉に入ってストレス解消！！」

もいいですが

列車代行の乗務員さん達はこんな景色を

見ながら昨日も今日も、そして明日も

「ハンドルを握って頑張ってますよ～～」

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