ふたつのお通夜にそれぞれ別れて列席。

 
   朝からず~っと休みなく動きました。
  
   ・・・と言うのも、今夜はふたつ、それも同じ時間のお通夜が重なり
   滞在さん達の夕食をどうするか?誰が、どっちのお通夜に行くかと
   困ってしまいました。
   結局、私はえりも町「村上斎場えりも本店」の方に。
   (父方の親戚になるA野さんのおじさんのお通夜に)
  
   お父さんは様似町大通り「いづか会館」のお通夜の方に。
   (ここの娘さんがお父さんと同級生だから)
 
   滞在さんがいての列席なので少々、夕食のお世話に
   慌ててしまい結局、滞在さん達に了解を頂いて夕食のお膳は
   私のお弁当にしてもらいました。
   初めてのお弁当作り?だったのでとっても緊張しましたが
   駅前民宿の女将さんが作ったお弁当をどうぞ見てくださ~い!
   お刺身の代りに地元「マルサンくどうのたこまんま、焼き鳥2本、
   鰈のから揚げ、コトコトと煮込んで作った帆立の紐の佃煮、
   蛸の酢味噌和え」
   お味噌汁はみんなと決めたインスタントの「どんべい」に。イメージ 1
 
   出来るだけいつもの夕食のパターンと同じにしたくて
   「魚、肉、お刺身、こどんぶり物」に作りました。
  「滞在さ~ん、よろしくお願いいたしま~す
  昼からの様似町は時々、一寸先も見えない吹雪に(駅前から写しました)
   アポイ岳も見えな~い。
イメージ 2
 
   午後4時を過ぎ
   「それでは私はえりも町まで行って来ま~す」
   ・・・と出掛けたまでは良かったですがなんと336号線は猛吹雪。
   「慎重に・・・、慎重に・・・」
 
   午後8時にはお通夜が終り
   駅前民宿に吹雪の中、やっと戻ってきました。
 
   説教で住職さんが言っていた。
   「膵臓癌で亡くなったA野さんは怒ったことも無く、痛いと言ったことも
   無く、愚痴ったことも無い。みんなからの信頼も厚い人でした」と。
   「海を愛し、奥さんはじめ、子供達や孫達を愛した人でした」
   
   私はどうだろうか?法話を聴きながら
  考えてしまった。
   「怒ったこと?・・・あるある。いっぱいある」
   「痛いと言った事?・・・あるあるいっぱいある」
   「腰が痛い、肩が痛い、脚が痛いなどと言っていたなぁ~」
    「愚痴はどうだろうか?・・・いつも何かにつけて愚痴っていたなぁ~」
 
   色々と反省もしてみた。
   A野のおじさんのニコニコした顔の遺影をまたしみじみと眺めながら
   「私もおじさんの様に今から怒らず、責めず、愚痴らずに
   生きて行こう」と思いました。
 
   「お母さん? お母さんはそう言っていても何日続くのかな~?」
   「そう言っているお父さんも怒らず、責めず、愚痴らないでよ~」と
   お互いに言いたいことを言えてる駅前民宿の私達ですが
   「お願い~お願い~・・・二人を引き離さないで~下さ~い!」の
   みのや雅彦が歌う「百の言葉 千の想い」
   歌詞がやけに胸に浸みる~。
 
   私のPCの側にはお客様が手紙の中に入れて送ってくれたこんな紙が
   貼ってあります。
   いつからだったろうか?
   反省する時にはいつもPCを打ちながらちらちらっと見ながら、
   心にとめている。
イメージ 3
 
   いまの時代、この言葉の反復が必要なのかな~。
   「住職さん、今日は良い言葉をありがとうでした」
 
   更新完了!のこの時間になって
   「あの~すみません。えりも町に帰りたかったんですが
    猛吹雪で帰れなくなり今夜、泊まることが出来ますか?」と
    飛び込みのお客様を案内。
    「これから、雪掻きをやっているお父さんを手伝って来ま~す」
    午後10時30分になっていました。
 
 
 
       
\¤\᡼\¸ 8
←このペンションロゴをチョコンと押して下さいね。