様似駅から降りて一番先に見える景色は・・・。

 
 えり~もの春~は、何も~ない、春です~と。   歌手の森進一.
   この歌を聴く度にあんなに賑わっていたえりも岬があっという間
   すたれてしまったのはこの歌の中の、この歌詞の部分が悪かったのでは
   とそう勝手に思っている。
     
   秘境的にも思えるこの岬、遥々やって来た人達が
   この当時には沢山いたものだ。
   (当時の若者は重いリュックサックを背負っていてその姿が蟹の様       だったので蟹族と言われた)
 
   そんな人達はJR日高本線の終着駅様似駅に降りた。
   彼らの目に一番先飛び込んできたのは横一列にずらりと並んで待ってい   るえりも岬行きのバスだった。
   
   やがてこの歌詞の通りに、彼らは「何もない所=えりも岬」と
   その自然のままの景色を歌詞の通りに勘違い?したまますりかえってし    まって足を遠のけてしまったのではないだろうか。
   そうだとしたらとっても残念。
   昭和40年から7~8年くらいは、沢山の蟹族で賑わった良き時代は
   続いた。
   私も高校生の頃だったので下校時に見たこの光景が活気ある町であり
   誇らしくさえ思ったものです。
 
   やがて・・・「えりも岬」の観光ブームも去ってその蟹族の姿も
   見られなくなり、並んでいたバスの台数もいつの間にか減り
   えりも岬まで行くバスの便も少なくなり、
   今では観光客泣かせとなってしまいました(;一_一)
   
   ・・・が、
  それが私の目から見ても確かに
  「最近、またそのえりも岬に人が戻ってきた!」と
  そう思う。
   「えりも岬」が賑わった良い時期を見た私達の年代がやがては
   子供を生み、その子供たち(孫)が「何もないところ」と歌われたことさえ
   知らずに孤独を求めて終着駅にふらリと
   一人旅でやってきているのだろうか?
   随分と今年は一人旅の若者が多い。
   その「えりも岬」への第一歩はここ様似駅から始まる。。
   様似駅を降りたら
   まっ正面にこのバス停がある。
   えりも岬行きのバスはここから乗る。
   (後ろに見えるのはかつてお客さんで賑わった寿司処「藤の家」さん)
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   左手向こうには味処「喜味乃屋」さんが見える。
   勿論、旗が立っている時にはランチも食べられる。
イメージ 2
  夕暮れ・・・ 
   お客様を迎えに行った時にはこの景色にうっとりとする。
イメージ 3
    「ここが終着駅ですよ~!」と再認識させてくれるからかな?
    最近は出来るだけ予約を入れて下さったお客様を出迎えに
    行くようにしています。
    「お迎えに来た駅前民宿ですよ~」
    「あら~、とっても近いのに・・・それはそれは~ありがとうございます」と
    お客様の喜ぶ顔がなんとも言えず、大好きで~。
    ここから駅前民宿の玄関に入るまでには確実にお客様との距離は
    近くなる。
   
    今夜はそんな私と同じく「駅」が大好きなお客様
    「朝日新聞社苫小牧支局長・深沢 博」さんがお泊りです。
    さてさて・・・今夜もブログが円で女将の取材が始まりま~す。
    「緊張する~!(^^)!」
    
    時間が経つにつれ初対面とは思えない程、
    和やかに・・・、
    楽しく・・・、
    話に花が咲いて・・・、
    時間オーバー???
   「深沢さ~ん、暑い夜のビールは美味しかったね~」
    「深沢さんの明日の朝食ははて~、どんなおかずにしようかな~?」
    
   
    早くしないと今日も又、午前様になりそうだ~
    「ほ~れ、更新、急げ~!(^_-)-☆」
 
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