灯篭流しに出遭い・・・亡き人を~。
「灯篭流し」に出遭いました。
お墓参りに行った帰りがスッカリ遅くなり急いで
帰ろうと走っていた国道から見えたのは沢山の赤い光?
隣に乗っていた浦河の孫が
「お母さん?見て見て~、灯篭流しだよ!」と。
車を道の縁に停めて写メを・・・。
それを見た途端、胸がいっぱいになり涙がでて
止まりませんでした。
「あ~ぁ、もうみんなまた天国に帰ってしまうんだ~」
1番の先頭は昭和60年に亡くなったパパ(最初の夫)
次はお父さんのお母さん(お婆ちゃん))
3番目はここのお母さん(先妻さん)
4番目はケンタッキーおじさんにソックリな私の父
5番目はお父さんのお姉さんのM姉さん
6番目は7月10日に亡くなった私の母
・・・・「え~と、あとは誰だったかな~?」
そんな想いがいっぱいの気持で海をゆらゆら~と
沖へ~、沖へ~と流れていく灯篭の灯りをじ~っと
孫と何も言わずに見つめていました。
新ひだか町の橋の下には沢山の人達が見送っていました。
「無事に沖まで行ってちょうだいよ~」
「ほれほれ、お父さん?皆と一緒に並んで行かないば
置いてきぼりになるよ~」
「ちゃんと行くんだよ~」と小さな声で独り言を言っていた
おばさんが傍に居て私もついつい貰い泣きを・・・。
「花を付けたら直ぐあれが家の灯篭だと分かるから」と
灯篭に飾りを付けた人もいました。
思いがけずに新ひだか町で私も亡き人を送ることが出来、
様似まで帰ってこれました。
様似に着いた途端、鍵を掛けた自宅玄関に
「トントン!トントン!」
「済みませんが泊めて下さいませんでしょうか?」と
人の声がして~。
灯篭流しを見て帰ったばっかりだったので
「もしかして誰????」
「どちら様ですか?」
「今晩2名ですが泊めて下さいますか?」だって。
魚釣りに来た御夫婦でした。
「やれやれ~、驚いた!」
遅くの泊まり客はご勘弁を・・・。
私達は小心者ですのでそこんとこを
「よろしく(^^♪」
宿主をビックリさせないためにも
お客様の方もどうぞお早めにお越しくださ~い。
「あの灯篭は今、どの位まで行っただろうか~」
今夜も蒸し暑くて寝れそうにもない・・・が、
「お休みなさ~い」
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