「岡田コタンの暮らし」と言う本を持って訪ねてくれたこの人は?
今日は人となりを・・・。
「女将さん! 本が出来たので持ってきました。読んで下さいな?」と。
この「岡田コタンの暮らし」を。
もうすぐ観音山を一面ピンクにするカタクリの花が表紙になっている
この本を持ってきてくれたのは作者でもあり、
かつてのアイヌの酋長さんの娘さん「熊谷カネ」さんでした。
この方がどんな活動をされているのかが
良くわかると思います。
私と同じく北海道新聞「キラリ!見つけた」の記事にも載り、大の仲良し。
この本の内容は生まれ育った岡田、そしてそこに
住んでいた人達との小さいころの日常を書き上げたもの。
昨夜は眠い目をこすりこすり半分まで読みましたが
残りは毎日少しづつ読んでいこうと思っています。
様似町のアイヌ民族文化保存の為に活動している熊谷カネさんは
日本はもとより外国まで出向き、保存と伝承活動を精力的に
頑張っています。
この本は非売品につき「お買い求めください!!」とは
言えませんが興味のある方は
北海道立図書館や日高管内の各町村の図書館に置くそうなので
「どうぞ、読んでみてくださいね~」
そこでこの本のことをもっと知りたくて東様似生活館2階にある
「様似民族文化保存会」へ。
保存会の方々が木綿衣を一生懸命に縫っていたところにお邪魔。
カネさんもひと針ひと針、先人への想いを馳せて縫ってました。
カネさんの娘さんの作品も見てください。
「アイヌ衣装と刺繍入門」という本を出した
「津田命子(のぶこ)」さんの手ほどきを受け
アイヌの子供用の木綿衣を作り上げたんだと。
「パッチワークの様でパッチワークでない?刺繍」
そんなの子供服
( 一番上に羽織る木綿衣の前)
(その後ろ)
(中に着る木綿衣の前)
(これも中に着る木綿衣の前)
「可愛いでしょう~~~」
「おっと~~、忘れるところだった!!」
保存会の生活相談員Oさんもご自分用の木綿衣を着て
見せてくれたました。
前身ごろの柄・・・
後ろ身ごろの柄・・・。
お茶を出してくれたり、コーヒーも出して下さったりと至れり尽くせり
持て成しも、気配りも、そして格好良さも
「満点だったよ~~Oさ~ん!」
様似町へお越しになり私の様に
「様似アイヌ民族文化保存会にお邪魔してみたい!」と
思う方が居ましたら
「みんなで大歓迎しますのでどうぞ~~」って
(熊谷カネさんは指差しをしている人で~~す)
言ってましたよ~。
駅前民宿に予約の電話を入れた際に
「私も行きたい!」とひとこと
付け加えて下さいね。